バイトでの失敗から学んだ

社会人として働くこと

多分、店長もそういうケースに遭った人なんでしょう。今思えば、だからこういう台詞を述べたんだなと。前述で、「しかし、信頼という土台がなければ、『この人に仕事をお願いしてみてもいいかな?』という期待も生まれないのだ」と話しました。「『構築』と「『崩壊』は表裏一体だということなのです」という話もしました。社会とは、つまりそういうものなのだ。今でも、店長の言葉は胸に残っている。また、こんな話もある。いろんなお店で働いた経験がありますが、やはりここで重要なものは「メモ」だ。メモには、いろんなことが書かれていて、それはまさに「マル秘ノート」とでもいうべきしょう。ある時、スーパーで働いていた時に、課長から指示を多く出された。

バイトある日の事件

その日は大売出しのセールの日だったので、店員はみんな大忙しだった。わたしは店長に言われたそれらをメモしました。しかし、その時、自分がしていた作業を中断すべきか考えました。慌てたわたしは、もたもたしてしまい、今までしていた作業を中途半端にして指示に従おうとしてしまいました。それも大慌てで、ちょっとパニックしていたんでしょう。言われた仕事の順番を、でたらめな順番で行いました。もちろん、わざとではない。ただ、仕事を全うする責任を感じ始めていた頃だったので、「なんとかしないと!」と焦ってしまったのだ。その結果、課長は効率よく仕事の順番を決めていたのに、それをわたしが守らなかったため、店内はある意味混乱しました。

仕事で学べる事

商品が出ていない、片づけられていない、値段が見切られていないなど、課長に大迷惑をかけてしまったのです。もちろん、最後には全ての作業が終わりましたし、その日もちゃんと仕事を終了して帰ることができました。ですが、「がっかりだよ」課長のその一言に、わたしはとても悔しい思いをしたのを、今でも覚えている。せっかくその日まで積み上げてきた「信頼」を崩してしまったからだ。がっかりだよ一課長だって、そんな言葉を言いたくなかったはず。それを言わせてしまったわたしの過失だ。上司や先輩というのは、わたしのような後輩にも仕事がしやすいように考えてくれているものだ(よっぽど仲が悪くなければ)。だから、指示の順番を勝手に変えたりするのは、その人の考えを否定するようなものである。今でもわたしは何かしらメモをつける習慣がありますが、この件は今でも忘れられません。

バイトでの失敗も役に立つ

レジ締めで失敗したこと。レジで割引ミスをしたこと。掃除に無駄な時間をかけたこと。お客様に大事な説明がきちんとできずに、怒らせてしまったこと。お客様の足に台車をぶつけてしまったこと。持ってくる鍵を間違え、先輩に迷惑をかけたこと。つまらない理由で店を辞めてしまったこと。仕事を時間がないという理由で押しつけてしまったこと......わたしは、数えきれないほどの失敗失敗を何度もしてきました。それでも、作業をちゃんと終わらせたりして、先輩たちとも信頼を築き、「仕事」という戦場を馬で駆け抜け切ったことは、確かなこと。そうした成功と失敗を、わたしは「実績」と呼ぶ。そう、実績こそが全てなのだ。だから、ここまでお付き合いしてくださったみなさまにも、声を大にして言わせていただきます。「学問に王道なし」ならぬ、「実績には王道なし」であることを。